お盆という行事は、夏の風物詩ともされていますが、宗教的や文化的な意味において、私たち日本人にとって、大変重要なものでありわけです。

つまり、お盆は、ご先祖様をお家にお迎えし、感謝をこめてもてなし、再びお見送りするという大切な行事なのです。

そんなお盆のさまざまな風習について見ていきたいと思います。

例えば、全国的にも共通して広く行われているいる「精霊棚」や「迎え火」「送り火」といった風習以外にも、お供え物や催し物などに地域ごとのさまざまな特色や個性があるようです。

お盆の全国的な風習をみてみよう

“お盆んの習慣” それでは、日本各地でお盆に行われる風習について、順番にみていきましょう。

まずは、日本各地で共通の風習から。

精霊棚 一般的にお盆には、位牌を安置しお供えをする「精霊棚」が飾られます。

ただし、これは全体的な傾向でもあるのですが、近年はこれも簡略化され、仏壇をきれいに掃除しお飾りをするだけというケースも増えているようです。

迎え火 13日の「迎え盆」の夕方に、盆提灯を灯し、玄関先や庭先で麻の茎を乾燥させた「麻幹(おがら)」を焚いていきます。

地方によっては、わざわざお墓まで行って、掃除などをしてご先祖様を迎える「留守参り」を行うところもあるようです。

送り火 15日か16日の「送り盆」の夕方におこなわれます。

ご先祖様の霊を帰すために焚くのが、この「送り火」です(有名なところでは、京都の「五山送り火」などがありますね)。

また、川などで灯籠を流す「灯籠流し」も、送り火と同じ意味で行われる送り盆の風習なのです。

次に、各地方でみられる独特なお盆の風習をいくつかご紹介します。

・岩手県盛岡市 「送り盆」の行事として行われる、提灯やお供え物を飾った数メートル程の小舟に火をつけ北上川に流す「舟っこ流し」が有名。この地方独特の個性あふれる伝統行事となっています。

・甲信越や東海地方 仏壇などに「安倍川餅」をお供えする地域があるようです。また、新潟県や長野県の一部では、「送り火」や「迎え火」の際に、歌をうたう風習もあります。

・沖縄県 文化的な独自性を持っているここ沖縄県。旧暦7月13日がウンケー(お迎え)、15日がウークイ(お送り)と呼ばれ、この期間には、沖縄県ならではの独特な行事や風習が行われるそうです。有名なところでは、本島の「エイサー」などが挙げられます。みなさんもご存知ではないでしょうか。

“お盆んの習慣”